【SFCクレジットカード】全12枚を比較~どのカードを持つべきか?

ANAマイラーとしてSFCを目指す人/SFCになった人がどのクレジットカードを持つべきか、悩んでいる方も多いのではないでしょうか。僕自身、2018年にSFCホルダーになりましたが、その2年前からいくつものANAカードを試してきました。試行錯誤を繰り返す中で何度かカードの切り替えもしています。その実体験を踏まえて、どのANAカードがお得かを解説したいと思います。
この記事はこんな方にお勧めです。
- ANAマイラーマイラーでクレジットカード利用でANAマイルを貯めたい
- SFCを目指している、あるいはSFCになったもののどのクレジットカードにすべきか判断がつかない
SFC(スーパーフライヤーズカード)とは?
旅行好き・飛行機好きの旅人の多くが憧れるであろうANAの上級会員のステータスを実質的に無期限で維持できるのがSFC(スーパーフライヤーズカード)です。代表的なものだけでもこんなメリットを享受できます!
主なメリット
- 上級会員専用の電話窓口から予約ができる(=電話がつながりやすい・繁忙期でも特典航空券を取りやすい)
- 専用カウンターでチェックイン、優先セキュリティレーンを使用できる(=繁忙期でもすいすい搭乗手続きが完了)
- 空港ラウンジが利用できる(=豪華な飲食をタダで)
- 優先搭乗できる(=並ばずに機内に行き、いち早く手荷物を棚にしまえる)
- 預け荷物の優先引き渡し(=待たずに空港からでれる)
クレジットカードの年会費を支払うだけでこの特典を永続的に享受できるのがSFCカードです。
加えて、本人だけでなく家族も家族カードを作ることで本会員とほぼ同等のメリットを享受できることが特徴です。
SFCを発行するための条件
SFCを発行する条件はシンプルに以下2つです。
①ANAのダイヤモンドあるいはプラチナステータスに到達していること
②クレジットカード会社の審査を通過すること
あくまでも「発行」条件なのでひとたびSFCカードを発行することができれば、年会費を支払い続ける限りにおいてはステータスを維持することが可能です。
①については、発行する当該年度において上級会員であるプラチナステータス以上になってくださいねというものです。ステータス獲得の条件についてはANAホームページにも詳細に記載があるのでご確認ください。
②については、至極当然なことなのですが、SFCもクレジットカードのひとつなのでクレジットカード会社の審査を通過する必要があります。ですので、年収やその他条件によってはせっかくANAのプラチナステータスに到達したのにSFCカードを発行できないということも起こり得ます。
SFCカード全12枚の概要
SFCカードは全部で12枚あるので、この中からSFCカードをセレクトする必要があります。
ブランド、カード種別に整理するとこんな感じです。
ステータスカードというだけあって、ゴールド・プレミアムカードのラインアップが豊富です。年会費は桁が変わっているものもありますね。なお、ANAカード自体はSUICAカード、ソラマチカード等他にもいろいろと選択肢があるのですが、SFCカードとしてはこちらの図で示したものだけなので、将来的にSFCカードを保有したいと考えている方はこのラインアップのクレジットカードを今のうちから保有することをお勧めします。
SFCカード徹底比較~どのカードを持つべきか
一般カード編
当然ながらコストを最小限に抑える場合には一般カードの取得が良いように思います。しかしながら、一般カードはゴールドカードと年会費が大きく変わらない一方で決定的に欠けている点があります。それは、
マイルの移行手数料が別途5,500円(JCB)~6,600円(VISA・Maser)必要
ということです。もちろん移行手数料を支払わなくてもカードのポイントをマイルに移行することは可能ですが、その場合には100円=0.5マイルになってしまうのでかなり損です。ゴールドカード以上の場合、最低100円=1マイルのレートが確保されているので、同等の交換レートを実現するためのマイル移行手数料を加味すると実はゴールドカードのほうがお得です。
クレジットカードとして利用することは想定しておらず、ステータスを維持するためだけに保有する場合にのみ選択肢として検討すればよいでしょう。
クレジットカードとして利用する予定がないならばブランド間の差異もないですが、万が一の際に利用可能な店舗が多いという観点からブランドはVISAがお勧めです。
ゴールドカード編
コスパを意識している方にはゴールドカードがお勧めです。僕はこのカテゴリーのVISA、Amex、Dinersをいずれも保有した経験があるので詳しく解説したいと思います。
VISA・JCB・Masterゴールド
最もコスパを意識したSFCカードを保有したい場合にはVISA・JCB・Masterのいずれか、個人的にはANA VISAスターフライヤーズカードをお勧めします。Amex、Dinersの半額ですが、ゴールドカードとして
- 海外旅行保険(5,000万円) ※JCBは1億円
- 国内旅行保険(5,000万円)
- ANAラウンジがない空港でも国内線ラウンジ利用
等が付帯されています。実際、SFC会員が一番保有しているのがこのANA VISAスターフライヤーズカードです。一般カード編でもお伝えした通り、世界中どこでもVISAブランドであれば利用できるのでメインカードとしてこれ一枚でも十分通用するでしょう。色々試した結果、僕も最終的にはこのカードに落ち着きました。
ANAアメリカン・エキスプレス®スーパーフライヤーズ・ゴールド・カード
このカードの特徴は、ANAグループで利用した場合に100円=3ポイント=3マイル(カードポイント「100円=2マイル(ポイント2倍)」+ANAカードマイルプラス「100円=1マイル」)となることです。なので、ANA便を利用する機会が多い方にはぴったりです。以前、僕も出張等で飛行機を乗る機会が多かった時にはこのカードを利用し、がんがんマイルをためていました。
ANAダイナース スーパーフライヤーズカード
このカードはダイナースというブランドを持ってみたい人向けでしょう。通常のダイナースカードで受けられる、高級レストランでのディナー1名分無料特典等もついてきます。
僕も一時このカードを使っていましたが、ダイナースカードをお会計時に提示すると「おっ」となります。ただ、ダイナースが使えないお店も多いので、他のカードと併用してというのが現実的な持ち方になります。
プレミアムカード編
圧倒的な存在感とステータスを感じることができるのがプレミアムカードです。コンシェルジュサービス、プライオリティパス付帯、高級レストランでのディナー1名分無料特典等々、プレミアムカードにふさわしい特典が目白押しです。
この中ではコスパを意識するのであればVISA、ANA便を頻繁に利用される方であればAmexをお勧めします。Amexの場合、なんと100円あたり4マイルという圧倒的な還元率です!
おまけ
僕はSFCとJGCのダブルホルダーですが、SFCカード(ANA VISA SFC)・JGCカード(JAL グローバルクラブCLUB-Aカード)とともにこちらのSPGアメックスカードを保有しています。主な特典は、
- 年会費と同等以上のホテルへの毎年の無料宿泊特典
- ANA・JAL含めた20以上の航空会社マイルへのポイント交換が可能
- Marriott Bonvoy™(マリオットボンヴォイ)の会員資格「ゴールドエリート」が自動的に付帯
ということで旅行好きの方にはマストなクレジットカードです。
こちらから申し込んだ場合、公式サイトで申し込むよりもお得です!!!
(公式サイトからの場合、入会特典として30,000ボーナスポイント付与されるところ、こちらのURLからならば36,000ボーナスポイントです)
SFCあるいはJGCカードをしている方にも是非SPGアメックスカードを同時にお持ちすることをお勧めします!
まとめ
- 一般カードは基本的にはお勧めしない
- コスパならANAスーパーフライヤーズ ゴールドカード(VISA)がお勧め
- ANA便を多く利用する方にはAmexがお得
- 圧倒的なステータスを得たいならばプレミアムカードを!
そもそもSFCとJGCどちらにしようかと迷っている方はこちらの記事もあわせてご確認ください。
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