【ANA SFC】ダイヤモンド資格を目指すべきか?~プラチナ・SFCとダイヤモンドの決定的な違い

【ANA SFC】ダイヤモンド資格を目指すべきか?~プラチナ・SFCとダイヤモンドの決定的な違い

ANA プラチナ・SFCを取得した方が次に考えることは、

  • JGCもとるべき?
  • ANAのダイヤモンドを目指すべき?

があげられるかと思いますが、今回の記事では筆者の実体験ベースでプラチナ・SFCとダイヤモンド会員の徹底的な違いを解説したいと思います。

SFCとJGCとの違いについてはこちらの記事で解説していますのでご覧ください。

会員資格の取得しやすさ

費用、資格の取得・維持しやすさの観点から両者を比較するとその差は歴然です。
なんといってもSFCの場合はクレジットカードを保有し続けるだけでその特典を生涯にわたって享受し続けることができますが、ダイヤモンドステータスは有効期間も決まっており、本当に飛行機に乗り続ける人だけが取得可能なステータスのため、資格を取得・維持することは極めて困難です。

  SFC ダイヤモンドステータス
プレミアムポイント

SFCクレジットカードを保持していれば不要

100,000
(うち、50,000はANAグループ便)
取得費用 最安50~60万円程度
(一度プラチナステータスを取得し、SFCクレジットカードを発行する)
最安100万円程度
維持費用

SFCクレジットカードの年会費
最安11,000円程度


(取得翌年度3月末までが有効期間で、有効期間が過ぎると再度取得が必要)

SFCクレジットカードについてはこちらの記事もご確認ください。

SFCとダイヤモンドステータスの違い

違い一覧

SFC(あるいはプラチナステータス)とダイヤモンドステータスの違いは多岐にわたりますが、一覧はANAの公式HPで表形式で纏められていますのでそちらをご確認ください。

ダイヤモンドステータスの優位性が感じられる特典5選

SFCとダイヤモンドにはいくつもの点で特典の差がつけられていますが、圧倒的な取得難易度の差を凌駕するような内容なのか、という質問にお応えすべく、現SFC・2018-2019年にかけてダイヤモンドステータスを保有していた筆者の実感ベースで「ダイヤモンドステータスでしか味わえない圧倒的な特典」を5つ紹介したいと思います。

Best 5: マイルの有効期限の延長~マイルは有効期限なしに

Best 5としてあげたのはマイルの有効期限が無期限となることです。修行、陸マイラー、出張等々とフライトに乗っているとマイルはそれなりに溜まってきますが、ANAのマイルは3年間が有効期間となっているため、計画的に使わないとすぐに有効期限を迎えてしまいます。ダイヤモンドステータスが取得できると、資格が切れるまでは保有しているマイルの有効期限が一律無期限となるため、より長期的にマイルを使うことできるようになる点は大きなメリットです。

Best 4: 専用電話回線~携帯からも通話料無料・圧倒的なつながりやすさ

特典航空券の予約を試みる場合、特に繁忙期の場合にはサービスデスクに電話することが必須です。
(詳細はこちらの記事もご確認ください!)

その際、こんなことがネックとなります。

  • 携帯電話からかけると通話料がかかってしまう
  • つながらない
  • 電話で発券する場合に手数料を取られる

マイルで航空券が予約できるなら仕方ないと思えなくもないですが、年に何度も特典航空券を予約する場合、地味に響いてきます。ダイヤモンド会員であれば、すべてがクリアされる上に特典航空券の枠自体も多く用意されているので繁忙期・人気路線の特典航空券でも取れる可能性が極めて高いです。

  • 携帯電話からかけると通話料がかかってしまう –> 携帯電話からも通話料無料
  • つながらない –> ダイヤモンド会員専用デスクのためほぼ確実につながる
  • 電話で発券する場合に手数料を取られる –> 発券手数料無料
  • そもそもダイヤモンド会員は特典航空券の枠が多い

Best 3: 国内線特典航空券~普通席に空席がある限りほぼ予約可能?

国内線の特典航空券は、国際線とは異なり基本的には空席待ちをすることができません。また、特典航空券用に開放している座席数も限られているため(実感としてJALより遥かに少ない)、繁忙期の便はなかなか抑えることできません。

これがダイヤモンド会員であればほぼ確実に予約できてしまうのです。ダイヤモンド会員のみ国内線の特典航空券の空席待ちが認められているのですが、筆者が10度ほど空席待ちをした経験に基づくといずれの場合も空席待ちをした数時間~1日後に予約ができていました。

オフィシャルな情報は出ていないので正確なところは不明ですが、おそらくダイヤモンド会員に対しては普通運賃の座席で空席がある限りは特典航空券として開放することになっているのだと思います。(わざわざ「空席待ち」の状態を経る必要はない気もしますが・・・)

マイルはあるのに使えない、ということにダイヤモンド会員の場合にはなりにくいのは素晴らしい点だと感じています。

Best 2: メンバー限定選択式特典~ミシュランレストラン無料招待

ダイヤモンド会員を取得するとANAから感謝の気持ちを込めてなのか、「選択式特典」がプレゼントされます。これがなんと、約60,000~80,000円相当、と大盤振る舞いなのです。

「たくさん航空券を買ってくれてありがとうございます」、ということなんだと思いますが、

  • ミシュランレストラン招待
  • ANA SKYコイン(60,000円分)
  • アップグレードポイント(12ポイント)
  • IHG・ANA・ホテルズグループ利用券(40,000円分)

等々(いずれのコースもANA Skyコイン20,000円分 or アップグレードポイント4ポイントが更に追加)
取得費用の一部が還元されると考えても嬉しい特典ですし、普段行かないようなレストランにも行けて満足度の高い特典でした。

詳細は公式HPもご確認ください。

Best 1: DINING h~至高の国際線ファーストクラスラウンジ

筆者がダイヤモンド会員の特典Best 1として選んだのが、羽田空港の国際線ファーストクラスラウンジのDINING hです。航空会社のラウンジは基本的にはブッフェスタイル・バイキング形式ですが、羽田空港の国際線のファーストクラスラウンジでは夜の時間限定ですが、DINING hとしてレストラン形式で食事を楽しむことができます。

街のレストランで食べれば一品3,000~5,000程度はするであろう料理と高級酒を完全無料で楽しむことできるので筆者も何度となくこのDINING hには通いました。お酒、デザート、バイキングも含めると軽く1万円は超えていたと思います。ダイヤモンド会員であれば、エコノミー便でもDINING hは利用できるため、エコノミー便利用時にはDINING hでたらふく食べ、機内では爆睡というルーティンでした。

羽田以外の空港でも是非導入して欲しいと思っていますが、いつか実現する日は来るでしょうか。

まとめ

ダイヤモンド会員は取得しにくさも段違いですが、SFC会員との差も歴然です。
ダイヤモンド会員を維持し続けることは極めて困難ですが、余裕のある方は人生に一度は目指してみる価値のある資格ではないでしょうか。

JALのJGCとJGCプレミア・ダイヤモンドステータスの違いについてはこちらをご参照ください。